市民葬(しみんそう)とは
自治体が葬儀社と協定し、祭壇や霊柩車・火葬料金など最低限必要なもの
だけをセットにしたものです。
所得制限などはなく、亡くなった方か喪主がその地区に住んでい
れば誰でも使うことができます。
市民葬は市民の経済的負担を軽減するために、葬儀業者の協力に
より無駄をはぶき、簡素化することで低価格を実現しています。
しかし、多くの追加料金が発生するということも覚えておきましょう。
どこまでセットに含まれているのか自治体によっても違うので、
忘れずに確認しておくことをお勧めします。
一般的に祭壇や霊柩車・火葬料金などは含まれていますが、遺体保存
のためのドライアイス・遺影写真・斎場費用・バスチャーター代、
料理・返礼品・お布施などは全て別料金です。
テント代、椅子代、テーブル代なども一点一点別料金の場合もある
ので注意しましょう。
市民葬は無駄を省き低価格であるというメリットもありますが、
以下のようなデメリットもあります。
・葬儀社を選ぶことができない(指定された葬儀社でしか市民葬を扱えない)
・斎場(葬儀を行う場所)も公民館など公共の場所に限られる
・多くの追加費用が発生する
(葬祭料に加え、ドライアイス、収骨用具、遺影写真、礼状、テント、
椅子、霊柩車など)
・葬儀内容の変更ができない など
注意したいのは、市民葬以外の料金を割高にして請求する業者もいる
ことです。数社見積もりを取って比べてみるとよいでしょう。
<<斎場・葬儀社選びのポイント集>>
■葬儀の費用 相場ってあるの?
■エンディングノート
■家族葬(葬儀の種類)
■生前葬(葬儀の種類)
■市民葬・区民葬(葬儀の種類)
■直葬(葬儀の種類)