郵便局の高齢者見守りサービスとは
地域と密着したサービスを提供しているている郵便局が、2018年3月から1人暮らしの高齢者を対象とした「見守りサービス」を始めました。
郵便局の高齢者見守りは3タイプ
- 見守り訪問サービス
- 見守り電話サービス
- 駆けつけサービス(オプション)
見守り訪問サービス
月額2500円(税込)
みまもり訪問サービスは、定期的に(月に一度)郵便局員が高齢者に自宅を訪れ、タブレット端末を使って生活状況を確認するものです。
訪問時間は30分ほどで
基本項目7つと、選択可能な質問項目3つのあわせて10項目について聞き取りを行います。
体調、食事、睡眠、運動、外出、日常の心配事、などの基本項目の他、持病の状況はどうか、インフルエンザの予防接種は受けたか、薬はちゃんと飲んでいるか、最近はいつ美容院へ行ったか、など23の選択項目から3つを選んで近況を知る事ができます。
訪問結果は
あらかじめ登録してある連絡先(3箇所まで)に、訪問者と写った画像と質問事項をメールで報告してくれます。
見守り電話サービス
固定電話 月額 1070円(税込)
携帯電話 月額1280円(税込)(2021年現在)
見守り電話サービスは毎日決められた時間帯に、自動音声で体調確認を行い、その結果をメールで報告してくれるサービスです。
コールセンターの職員ではなく、自動音声なのでなんだか味気ない感じもありますが、毎日定期便のように元気でいることが確認できるというメリットがあります。
駆けつけサービス(オプション)
月額880円(税込)
もしもの時には家族の要請に応じて、提携している警備会社が見守られる側の高齢者宅に駆けつけます。(自宅のみ)
緊急時の出動は郵便局の職員が対応するわけではなく、外部に委託という形で、この場合の駆けつける警備会社はセコムかアルソック。
そして、郵便局の見守りとは別に、警備会社と契約する必要があり、駆けつけの際には別途5500円(税込)が必要となります。
郵便局の高齢者見守りサービスの いい点悪い点
郵便局の高齢者見守りサービス、良い点もありますが、概要を見て気がついた点があったのでまとめてみました。
郵便局の高齢者見守り(メリット)
身元のしっかりとした郵便局員さんが毎月訪問してくれるので、やはり安心感が違います。
電話では話さない(わからない)ことも、会って話すことで確認できる事、意外に多いのではないでしょうか。
地域に密着した郵便局ということもあり、地元の情報もわかりますし、犯罪防止にも繋がるはずです。
報告書に添付される訪問時の撮影画像は、ダイレクトに近況がわかるので、この部分は郵便局の見守りの大きなメリットです。
郵便局の高齢者見守り(デメリット)
月に1回直接会って安否を確認
日々の見守りは電話サービス
緊急時には自宅へ駆けつけ…
というのが郵便局の見守りですが、全てを利用すると、ホームセキュリティ並みの料金になってしまいます。
かといって単独で利用するのは頼りなく感じてしまうのは私だけでしょうか。
それに電話の見守りは、自動音声の質問に淡々と答えるというところが、ちょっと寂しさを感じてしまいます。
携帯電話を使っているのであればdocomoの「つながりホットサポート」など無料の安否確認サービスもあるので、比較検討してもいいかもしれません。
駆けつけサービスは月額880円で家族の要請で安否確認に向かってもらえますが、1回につき1時間までで5500円というのは考えるところです。
業務を委託しているセコムやアルソックでも月額3300円ほどからシニアプランの見守りがあるからです。
また月額990円のココセコムのサービスは、小型の端末ボタン1つで異常を知らせる事ができ、家族からの要請があればセコムが現場に急行してくれます。(GPSを使用しているので外出先にも対応)
ただ、セコムやアルソックには郵便局のような訪問型の安否確認がないので、迷うところですよね。
結局
「どのような見守りが必要か」ということが大事なのではないでしょうか
1人暮らしの老人を対象とした見守りサービスはさまざまなものがあります。
まずはどのようなサービスがあるのか情報を集めることから始めてみましょう
そして、必要なサービスを比較検討してみることで、予算に合った最適な見守りを選択できると思います。
セコムの利用料金
必要なオプションの組み合わせで費用も変わります。発信拠点の多さはトップレベルです。
月額料金もプランによって3000円からと意外にリーズナブル。希望に沿うきめ細やかな対応が評判です。
アルソックの見守りサポート
『ゼロスタートプラン』
月額費用2960円(税別)
3つの大きな安心
- ボタン1つで駆けつけ
- 24時間いつでも相談できる
- 救急情報登録
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